ホームページ救出便

解説 / 2026-10-22 に試した結果

WordPress を静的サイトにする方法と、試して分かった落とし穴

WordPress の静的化とは、WordPress が作って返しているページを HTML のファイルとして写し取り、PHP もデータベースも無い置き場で公開することです。サーバーで PHP を動かさないので、PHP や WordPress の脆弱性の狙う場所がなくなり、サーバー代も要らなくなります。

ただ写すだけでは、見た目は同じでも動きが壊れます。私たちが試したときは、JavaScript が全部止まっていました。

方法は 2 つ

試したサイト

手元に作った見本の整体院のサイト 2 つです (他人のサイトには触っていません)。

写すだけで壊れたもの

壊れたもの中身
JavaScript が全部止まるmain.js?ver=15.42.0 という名前で保存され、置き場が JavaScript として返さない。メニュー・目次・フォーム・スライダーが動かない。見た目の比較では見つからない
リンクの無いページが抜けるプライバシーポリシーなど、どこからもリンクされていないページが写らない
存在しないページが 200404 にならず、崩れたページが「正常」として返る
短い URL と検索?p=123 や ?s= が全部トップページになる
フォームとコメント送り先が PHP なので送れない
元のサーバーへの参照サイトマップの見た目や共有ボタンが、元のアドレスを見に行く

2 件目の Cocoon + Yoast SEO では、写す仕組みが 1 秒で何も言わずに止まりました。Yoast SEO がサイトマップの場所を変えるためです。テーマやプラグインが変わると、別の所が壊れます。

直した後

確かめたこと元静的
全 32 URL × 2 幅の読み込みの失敗-0
スマホのメニュー・目次・トップへ戻る・カルーセル動く動く
お問い合わせフォーム入力エラー・送信入力エラー・送信
サイト内検索見つかる見つかる
?p=24・存在しないページ記事へ・404記事へ 301・404
フィード・サイトマップRSS・XMLRSS・XML

わざと変えたのは、コメントの投稿欄を外したこと (今までのコメントは残ります) と、検索結果の画面の見た目だけです。直しにかかった時間は、1 件目が約 23 分、2 件目が約 24 分でした。

分かったこと

よくある質問

静的化すると SEO は下がりますか

URL・タイトル・本文が同じなら、検索の評価は引き継がれます。古い URL (?p=123 など) からの転送と、サイトマップ・404 を正しく返すことが大事です。表示は速くなることが多いです。

お問い合わせフォームはどうなりますか

WordPress のフォームは PHP で動いているので、そのままでは送れません。同じ見た目のまま、PHP を使わない受け口に送る形に作り直します。

どんなサイトが静的化に向きませんか

ネットショップ・会員ログイン・予約システムなど、訪問者ごとに中身が変わるサイトです。会社案内・お店の紹介・ブログは向いています。

ログインせずに、作り直せます

制作会社と連絡が取れず WordPress の管理画面に入れなくても、公開されているページから見た目そのままの静的サイトに作り直せます。救出パックは 55,000円(税込)、仕上がりを見てからのお支払いです。

外から見るだけの無料チェック